ドラゴンボール超ビルス編の作画はなぜ話題?作画崩壊と注目シーンを振り返る

破壊神ビルスと孫悟空が宇宙空間で激突し、旧作から進化した迫力ある作画を感じさせる場面 アクション・冒険

『ドラゴンボール超 ビルス』の作画が話題なのは、旧TVシリーズで指摘された作画面を、新規カットや描き直しで大幅に“エンハンスド”する作品だからです。

2026年10月11日から放送される『ドラゴンボール超 ビルス』では、かつて「作画崩壊」という言葉まで飛び交った『ドラゴンボール超』初期を、最新の映像表現でどう生まれ変わらせるのかに注目が集まっています。

ドラゴンボール超ビルス編の作画はなぜ話題になっている?

結論から言えば、今回の『ドラゴンボール超 ビルス』は単なる再放送ではありません。

2015年から放送された『ドラゴンボール超』の破壊神ビルス編をベースに、新規カットの追加、既存映像の描き直し、物語の再構築を施した“エンハンスド版”として制作されています。

2026年9月3日に公開された“超開幕トレーラー”では、悟空のかめはめ波から映像がスタート。

悟空と破壊神ビルスが交錯し、地球規模どころか宇宙そのものを揺るがすような戦いが描かれています。

公開されたビジュアルにも、地球を手中に収めるように配置されたビルスと、それに立ち向かう悟空の姿が描かれました。

さらにフリーザをはじめとするキャラクターも登場しており、「破壊神ビルス編だけをそのまま流す作品ではないのでは?」という期待を抱かせる構成になっています。

アニメニュースでは、トレーラーを見たファンから作画の変化に驚く反応が出ていることも伝えられました。

ここが、今回の『ドラゴンボール超 ビルス』を考えるうえで非常に重要です。

かつてファンの間で「もっと良い状態で見たかった」と語られた物語が、十年以上の時間を経て、映像そのものを磨き直す形で帰ってくるからです。

これは単純なリマスターとは意味が違います。

画質だけをきれいにするのではなく、カットを足し、描き直し、構成まで変更する。

つまり今回の作品は、同じ物語を「現代のアニメーションとしてもう一度組み立て直す」試みだと考えられます。

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「ドラゴンボール超 ビルス 作画崩壊」と検索される理由は?

ここで少し、時間を2015年まで戻してみましょう。

TVアニメ『ドラゴンボール超』は、2015年7月5日から2018年3月25日までフジテレビ系列で放送され、全131話が制作されました。

破壊神ビルス編は、その序盤となる第1話から第18話に位置づけられています。

物語は劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』でも描かれた、破壊神ビルスと超サイヤ人ゴッド・孫悟空を中心としたエピソードです。

ところが『ドラゴンボール超』放送初期には、映像面について厳しい感想がネット上で多く語られるようになりました。

当時の個人ブログなどを振り返ると、「ドラゴンボール超 作画崩壊」という言葉で画像が拡散されるほど注目されていた様子がうかがえます。

特に、キャラクターの顔が普段のデザインと違って見える場面や、戦闘中の人体バランス、線の荒さなどが切り取られ、話題になりました。

ただし、ここは分けて考える必要があります。

検索では「ビルス編 作画崩壊」と一括りにされがちですが、当時の批判は初期シリーズ全体へ広がっており、後続のフリーザ復活編に対しても厳しい声がありました。

実際、当時の視聴者による感想では、フリーザに攻撃される悟飯の描写などを挙げ、原作や過去シリーズで見慣れたキャラクターとの印象の違いを指摘する声もありました。

つまり、「ドラゴンボール超 ビルス=すべて作画崩壊だった」という単純な話ではありません。

一部のカットが強烈な印象を残し、それが画像として拡散されたことで、「ドラゴンボール超の初期=作画が不安定」というイメージが定着していった面があります。

しかも当時の『ドラゴンボール超』には、もう一つ比較対象がありました。

それが劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』です。

劇場作品として制作された映像を先に見ていたファンにとって、同じビルスとの戦いをテレビシリーズとして再構成した際、どうしても映画版との映像比較が起こります。

同じ悟空。

同じビルス。

同じ超サイヤ人ゴッド。

だからこそ、線の密度や動きの滑らかさ、戦闘の迫力が比較されやすかったのでしょう。

私は、この「映画版という完成済みの比較対象があったこと」も、作画への評価が必要以上に厳しくなった大きな理由の一つだったと考えています。

ゼロから始まった新章なら「今週は少し絵が違う」で終わったかもしれません。

しかし、すでに高品質な劇場版を知っている物語だった。

その差が、視聴者にとってより鮮明に感じられたのではないでしょうか。

※画像はAIによるイメージ

2026年版『ドラゴンボール超 ビルス』は何が変わる?

今回、公式が打ち出しているキーワードは「エンハンスド」です。

公式サイトでは、大幅な新規カットの追加や描き直しだけでなく、「物語の再構築」まで行うことが明記されています。

現時点で公表されている主なポイントを整理すると、次のようになります。

  • 大幅な新規カットを追加
  • 既存映像を描き直し
  • 物語そのものを再構築
  • 最新の映像表現でバトルの臨場感を強化
  • より精密な原作再現を目指す
  • 2026年10月11日からフジテレビ系全国ネットで放送
  • 毎週日曜23時15分から放送
  • 放送終了30分後の0時15分からPrime VideoとU-NEXTで最速配信

スタッフにも注目です。

原作・ストーリー・キャラクターデザインは鳥山明さん。

演出構成を瀬谷沫人さん、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督を山室直儀さんが担当します。

編集は西村英一さん、撮影監督は元木洋介さん、音楽は住友紀人さんです。

ここで特に注目したいのが、総作画監督として山室直儀さんの名前が明記されていることです。

映像作品における総作画監督は、キャラクターの顔や体格など、作品全体のビジュアルを統一していく重要な立場です。

もちろん、スタッフ名だけで完成版の品質を断言することはできません。

それでも「映像を描き直した作品」である以上、キャラクターの見え方や戦闘シーンの統一感は、視聴者が最も注目するポイントになりそうです。

さらに興味深いのは、単なる「作画修正版」ではなく、物語の再構築まで掲げている点です。

旧TV版の破壊神ビルス編は第1話から第18話まで描かれました。

元になった『神と神』を知る人からすれば、テレビシリーズならではの日常描写が加わった一方、物語のテンポについてさまざまな意見が出た作品でもあります。

2026年版で構成そのものに手が入るなら、作画だけでなく、「どの場面に時間をかけ、どの場面をテンポよく見せるか」まで再設計される可能性があります。

私はむしろ、ここに今回のエンハンスド版最大の意味があると感じています。

美しい一枚絵を増やすだけでは、アニメの感触は大きく変わりません。

戦闘に入るタイミング。

一撃を放つ前の「間」。

ビルスの圧倒的な強さを悟空が理解していく過程。

そうした時間の組み立てまで変わって初めて、同じ物語が別の体験になります。

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ビルス編で注目したい作画シーンはどこ?

では、2026年版ではどの場面に注目すると面白いのでしょうか。

まず外せないのが、悟空とビルスのバトルです。

公開されたトレーラーでは悟空のかめはめ波が冒頭から使われ、悟空とビルスの激突が作品の中心であることが強く打ち出されています。

ビルスは、第7宇宙の均衡を担う破壊神。

長い眠りから目覚め、フリーザを倒したサイヤ人がいるという噂を聞き、悟空の前に姿を現します。

それまでの『ドラゴンボール』では、フリーザ、セル、魔人ブウと、「倒すべき敵」が次々に現れてきました。

しかしビルスは少し違います。

単純な悪役ではありません。

悟空より圧倒的に強く、それでいて物語の世界そのものを一段大きくしてしまった存在です。

ビルスの登場によって、『ドラゴンボール』の世界には「宇宙を管理する神々」という新たなスケールが本格的に加わりました。

その意味でも、ビルスの強さは「大きな爆発を描けばいい」というものではありません。

悟空の全力を受けても揺らがない。

ほんのわずかな動きなのに格の違いが伝わる。

そういう“静かな強さ”を作画でどう表現するかが、とても重要になります。

もう一つ注目したいのが、超サイヤ人ゴッドとなった悟空です。

従来の超サイヤ人とは違い、赤い髪と細身の身体が印象的な姿。

筋肉を大きく見せる方向ではなく、研ぎ澄まされたようなビジュアルになっています。

だからこそ作画では、派手さだけでなく「軽さ」「速さ」「神の領域に踏み込んだ異質さ」をどう見せるかが鍵になるでしょう。

さらにトレーラーには、フリーザや新たな強敵、物語の鍵を握るキャラクターも登場しています。

『ドラゴンボール超 ビルス』がどこまで既存シリーズの要素を組み替えるのかは、放送前の段階ではまだ断定できません。

しかし、ビジュアルとトレーラーを見る限り、単純に第1話から第18話を美しく描き直すだけではなく、後の物語につながる存在を早い段階から印象づける狙いも感じられます。

ここは、放送時にぜひ見比べたいポイントです。

※画像はAIによるイメージ

作画だけではない?『ドラゴンボール超 ビルス』が再構築される意味

『ドラゴンボール超 ビルス』を「作画崩壊を直した作品」とだけ捉えてしまうと、少しもったいない気がします。

なぜなら、この作品は『ドラゴンボール超』というシリーズの「入口」を作り直す企画でもあるからです。

旧TV版『ドラゴンボール超』は、破壊神ビルス編、フリーザ復活編を経て、第6宇宙との格闘試合、“未来”トランクス編、宇宙サバイバル編へと広がっていきました。

そしてビルスの存在は、その後も物語の根幹に残り続けます。

さらに2026年1月25日には、『ドラゴンボール ゲンキダマツリ』で『ドラゴンボール超 銀河パトロール』の制作決定も発表されました。

つまり2026年は、『ドラゴンボール超』を再び動かしていく大きな節目になっています。

その入口として選ばれたのが、すべての始まりだったビルス編なのです。

これはかなり象徴的です。

新作へ進むだけなら、そのまま続編を放送する方法もあります。

それでも過去の破壊神ビルス編へ一度戻り、映像・音響・構成を大幅に見直した作品を届ける。

そこには、「これから『ドラゴンボール超』を見る人にも、物語の始まりを今の映像で届けたい」という意図を感じます。

もちろん、これは私なりの解釈です。

ただ、2015年版をリアルタイムで見ていた世代と、劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー』や『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』などからシリーズへ入った世代では、アニメに求める映像水準も大きく異なります。

2026年版には、その世代差をつなぐ役割もあるのではないでしょうか。


私が考える「作画崩壊」が今も語られる本当の理由

ここからは、長く『ドラゴンボール』を見てきた一人としての私見です。

『ドラゴンボール超』初期の作画が今も語られる理由は、単純に「絵が乱れていたから」だけではないと思っています。

ドラゴンボールだから、みんな期待した。

結局は、そこに尽きるのではないでしょうか。

悟空が拳を握る。

ベジータがこちらを睨む。

ビルスが指先を少し動かす。

それだけで「あのドラゴンボールが帰ってきた」と胸が熱くなる人が、世界中にいる作品です。

だからこそ、キャラクターの顔が少し違って見えたり、待ち望んでいた戦闘の迫力が想像に届かなかったりしたとき、その落差も大きく感じられました。

私は「作画崩壊」という言葉だけが独り歩きしてしまうことには、少し寂しさも感じます。

アニメは、一枚の止め絵だけで作られているわけではありません。

動き、演出、タイミング、音楽、声、撮影、編集。

たくさんの要素が重なって、一つのシーンになります。

ネット上では極端に崩れて見える一瞬だけが画像として残り、その作品全体を象徴するように扱われてしまうことがあります。

一方で、視聴者が「もっと良いものを見たかった」と感じたこと自体も否定できません。

そこへ2026年版が登場する。

この流れが、実に面白いのです。

過去の評価をなかったことにするのではなく、実際に映像を描き直して、もう一度同じ物語と向き合う。

私はここに、長寿作品ならではの“再挑戦”を感じています。

昔の作品をそのまま保存することにも価値があります。

しかし、当時できなかった表現を現在の技術や制作体制で実現し、物語を次の世代へ渡すことにも意味があります。

もし新しいビルス編を見て、「あの場面って昔はどうだったっけ」と2015年版を見返す人が増えたなら、それも素敵な現象ですよね。

新作が旧作を消すのではなく、新作があることで旧作にも再び光が当たる。

私は『ドラゴンボール超 ビルス』に、そんな役割まで期待しています。

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『ドラゴンボール超 ビルス』放送後に見るべきポイント

2026年9月20日時点では、『ドラゴンボール超 ビルス』はまだ放送前です。

放送開始は2026年10月11日(日)23時15分

そのため、現段階で「2026年版では作画崩壊が完全になくなった」と断言することはできません。

トレーラーが高品質でも、毎週放送される本編が同じ印象になるとは限らないからです。

だからこそ、実際の放送では次の部分を見ていきたいと思っています。

まずは、悟空とビルスの通常状態での戦闘。

派手な必殺技よりも、拳と蹴りの応酬でスピードや重量感をどう見せるかに注目です。

次に、キャラクターの顔の統一感。

悟空、ベジータ、ビルスだけでなく、ブルマや悟飯など日常パートに登場するキャラクターが、どこまで安定して描かれるのかも見逃せません。

そして、何より重要なのが超サイヤ人ゴッドとビルスの決戦です。

ここは破壊神ビルス編の感情的な頂点でもあります。

「もっと強くなりたい」と願い続けた悟空が、自分一人の修行では手に入れられなかった力を仲間たちの力によって得る。

ドラゴンボールといえば個人の修行や突破力が印象に残る作品ですが、超サイヤ人ゴッド誕生には「一人では辿り着けない強さ」という別のテーマがあります。

だからこそ、ただ激しく動かすだけではなく、悟空の戸惑いや高揚感まで表情で伝われば、ビルス編そのものの印象が大きく変わる可能性があります。

また、オープニング主題歌はメガテラ・ゼロさんの「オノガミ」。

エンディングテーマはビッケブランカさんの「完璧のペキ」に決定しています。

メガテラ・ゼロさんは、悟空たちだけでなく強敵も含め、自分自身の力を信じて戦う者たちを表現した楽曲だとコメントしています。

ビッケブランカさんも、『ドラゴンボール』が描いてきた強さや勇気だけでなく、その影にある悲しみや不条理まで楽曲へ込めたと説明しています。

映像が新しくなり、構成も変わり、音楽にも新しい視点が加わる。

そう考えると『ドラゴンボール超 ビルス』は、単なる「作画修正版」よりもずっと大きな企画として見るべきでしょう。


まとめ|ドラゴンボール超ビルス編の作画は“再挑戦”に注目

『ドラゴンボール超 ビルス』の作画が大きく話題になっている背景には、2015年に始まった旧TV版『ドラゴンボール超』初期の記憶があります。

当時は一部の作画について厳しい意見が出て、「作画崩壊」という言葉とともに特定のカットがネットで広まりました。

一方、2026年版は単純な再放送ではありません。

新規カット、描き直し、物語の再構築を行ったエンハンスド版として制作され、最新の映像表現によってバトルの臨場感や原作再現を高めることが明らかになっています。

放送は2026年10月11日から。

旧TVシリーズを知っている人にとっては、「あのビルス編がどう変わったのか」を見比べる楽しみがあります。

初めて見る人にとっては、悟空が神の領域へ足を踏み入れ、『ドラゴンボール超』という巨大な物語が始まる瞬間を、新しい映像から体験できる作品になります。

個人的には、「過去の失敗を消す作品」ではなく、「過去も含めてもう一度大切に磨き直す作品」になってくれたら嬉しいです。

かつて感じた惜しさまで含めて知っているからこそ、悟空とビルスが再び向かい合った瞬間、私たちは十年前とは少し違う胸の高鳴りを感じるのかもしれません。


よくある質問

『ドラゴンボール超 ビルス』は昔のビルス編の再放送ですか?

いいえ。

2026年版は旧『ドラゴンボール超』に新規カットの追加や描き直し、物語の再構築を行った“エンハンスド版”です。

単純に昔の映像を再放送する作品ではありません。

『ドラゴンボール超 ビルス』はいつから放送されますか?

2026年10月11日(日)23時15分から、フジテレビ系全国ネットで放送開始予定です。

放送終了30分後の0時15分から、Prime VideoとU-NEXTで最速配信されることも発表されています。

2026年版では「作画崩壊」はなくなりますか?

放送前のため断定はできません。

ただし公式は、大幅な新規カット追加や描き直し、最新の映像表現によるバトルシーンの臨場感向上を明言しています。

公開済みトレーラーの映像にも注目が集まっており、本編でどこまでクオリティが維持されるのかが大きな見どころです。

執筆:みらくる

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