『いびってこない義母と義姉』は小説家になろう原作ではなく、おつじさんによる漫画作品です。
2020年11月20日にcomic POOLで連載が始まり、SNSで第1話が28万いいねを超える反響を集めて単行本化。2026年7月8日からはテレビアニメも放送されています。
『いびってこない義母と義姉』は小説家になろう原作なの?
結論からいうと、『いびってこない義母と義姉』を「小説家になろう原作」とする公式情報は確認できません。原作は漫画家・おつじさん自身が描く漫画です。
テレビアニメ公式サイトでも、原作は「おつじ(comic POOL/一迅社刊)」と案内されています。
つまり、本作はWeb小説をもとに漫画化された作品ではありません。
検索すると「いびってこない義母と義姉 なろう」「いびってこない義母と義姉 小説」といった関連語が出てくることがありますが、作品の出自は次のように整理すると分かりやすいでしょう。
- 作者は漫画家のおつじさん
- 原作の形式は漫画
- 掲載媒体はcomic POOL
- 連載開始は2020年11月20日
- 単行本は一迅社から刊行
- 小説原作者と漫画家が別にいる作品ではない
一迅社の単行本情報でも作者として記載されているのはおつじさんです。
コミックシーモアなど電子書籍サービスでも、おつじさんの漫画作品として扱われており、別の原作小説著者は示されていません。
第1巻は2021年5月25日に発売され、ISBNは978-4-7580-2245-3。第1話がSNSで28万いいね超の反響を集めた作品として紹介されています。
ここは本作の出自を理解するうえで、とても重要です。
近年は「Web上で人気になる→書籍化→アニメ化」という作品が多いため、Web発というだけで「小説家になろうの作品かな?」と感じることがあります。
しかし『いびってこない義母と義姉』の場合、Webで発表された小説が原点なのではなく、漫画そのものが支持を広げていった作品です。
私は、この違いを知ると本作特有のテンポにも納得できます。
『いびってこない義母と義姉』の笑いは、長い説明よりも「怖そうな表情」「迫力のある言葉」「その直後に判明する優しさ」という視覚的な落差で成立する場面が多くあります。
つまり、作品の核となるギャップが最初から漫画という表現形式と非常に相性が良かったのです。
原作の出自は?SNSからcomic POOL、単行本化までの流れ
『いびってこない義母と義姉』の原作を知るなら、「SNSで注目された漫画がcomic POOLで連載され、単行本化された」という流れを押さえておくと迷いません。
comic POOLで確認できる第1話の更新日は2020年11月20日です。
その後、第2話は2020年12月18日、第3話は2021年1月22日、第4話は2021年2月19日、第5話は2021年3月19日、第6話は2021年4月16日と、連載が続いていきました。
そして2021年5月25日には単行本第1巻が発売。
第1巻にはWeb掲載エピソードだけでなく、30ページ以上の描き下ろしが収録されたことも一迅社の作品情報で案内されています。
本作の歩みを大きくまとめると、次のようになります。
時期 出来事
2020年11月20日 comic POOLで第1話公開
2020~2021年 SNSで第1話が28万いいね超の反響
2021年5月25日 単行本第1巻発売
2025年7月22日 テレビアニメ化発表
2026年7月8日 テレビアニメ放送開始
2026年8月13日時点 単行本第9巻まで発売済み
2026年8月25日予定 単行本第10巻発売予定
2026年に入ってからも原作連載は続いています。
comic POOLでは第55話が2026年2月27日、第56話が3月20日、第57話が4月17日、第58話が5月15日、第58話小話が5月29日、第59話が6月19日、第60話が7月17日に更新されています。
一部の過去エピソードは公開期間を終了している場合がありますが、これは連載終了という意味ではありません。
2026年8月13日時点でも作品は継続しており、単行本も第9巻まで発売されています。
さらにテレビアニメ公式サイトでは、第10巻が2026年8月25日発売予定と案内されています。
ここで注意したいのが、Wikipediaなどの情報を見るときの「基準日」です。
Wikipediaの記載が「既刊9巻」となっていても、それが特定時点の発売済み巻数を示しているのであれば、後日発売される第10巻の予定と矛盾するわけではありません。
発売予定や放送情報のように変化する情報は、Wikipediaだけでなく出版社やアニメ公式サイトも確認する。
原作を追う読者にとって、これは意外と大切なポイントです。
そして何より、本作を語るうえで象徴的なのが「第1話28万いいね超」という反響でしょう。
「怖そうな義母と義姉が出てくるのに、実際にはまったくいびってこない」という作品の魅力は、説明を何段落も読まなくても一目で伝わります。
個人的には、この分かりやすさこそがSNSで広がった大きな理由だと感じます。
一つの場面だけでも「見た目と中身が違いすぎる」という面白さを共有でき、しかも笑ったあとに温かさが残る。
短い接触でも魅力が伝わり、読み続けるほど家族への愛着が増していく。
この二段構えが、SNSでの爆発力と長期連載の両方を支えているのでしょう。
『いびってこない義母と義姉』のwiki的プロフィールは?
「いびってこない義母と義姉 wiki」と検索している方が知りたい基本情報を、原作を中心に整理します。
項目 内容
作品名 いびってこない義母と義姉
作者 おつじ
原作形式 漫画
出版社 一迅社
掲載媒体 comic POOL
連載開始 2020年11月20日
単行本 第1巻~第9巻発売済み(2026年8月13日時点)
第10巻 2026年8月25日発売予定
テレビアニメ開始 2026年7月8日
アニメーション制作 NEWON
監督 井上圭介
シリーズ構成 星野七海
キャラクターデザイン 佐々木睦美
音楽 田山里奈
物語の主人公は美冶(みや)です。
母と二人で暮らしていた美冶は、最愛の母を亡くしたあと、名家・鴻蔵家の本家に引き取られることになります。
美冶の母は鴻蔵家当主の妾だったため、美冶は「自分は本家の人々から歓迎されない」と覚悟していました。
ところが、そこで出会った義母・鴻蔵てると、義姉のまりか、ありさは、美冶をいびるどころか驚くほど大切にしてくれます。
「いびられるはず」という美冶と読者の予想を、タイトル通りに裏切ること。
これが本作の基本的な面白さです。
2026年のテレビアニメでは、美冶を鈴木日菜さん、鴻蔵てるをくじらさん、まりかを芹澤優さん、ありさを貫井柚佳さんが演じています。
原作について調べている読者には、アニメの細かな放送局や配信サービスまで覚える必要はありません。
重要なのは、2020年に始まったおつじさんの漫画が約5年以上連載され、2025年にアニメ化が発表され、2026年7月に実際のテレビアニメ放送へ到達したという流れです。
なお、2026年8月13日時点ではテレビアニメも放送中です。
8月12日には第6話「稲荷家のご息女」の放送回を迎えており、「第5話まで」という情報はすでに古くなっています。
原作とアニメの情報は今後も更新されるため、巻数や放送状況については確認日を意識して見るのがおすすめです。

なぜ「小説家になろう原作?」と勘違いされやすいの?
『いびってこない義母と義姉』が「なろう原作では?」と思われやすい理由として、まず考えられるのがWeb発作品という共通点です。
現在のアニメ作品には、小説投稿サイトで人気を集めたWeb小説が書籍化され、コミカライズを経てアニメ化される例が数多くあります。
大まかに書けば、
Web小説→書籍化→コミカライズ→アニメ化
という流れです。
一方、『いびってこない義母と義姉』は、
漫画→SNSで反響→comic POOL連載・単行本化→テレビアニメ化
という流れをたどっています。
両者は「インターネット上で人気が広がった」という部分こそ似ていますが、出発点となった作品形式が違います。
Web発であることと、Web小説原作であることは同じではありません。
ここを分ければ、「なろうなの?」という疑問はほぼ解消できます。
もう一つ、物語の設定そのものも誤解を招きやすいのかもしれません。
美冶は母を亡くし、自分を歓迎してくれないかもしれない名家へ引き取られます。
「不遇な少女」「格式ある家」「義母と義姉」「冷遇されるかもしれない主人公」という要素だけを並べると、Web小説や少女向けファンタジーで見かける設定を連想する人もいるでしょう。
しかし、本作はその先へ進みません。
義母も義姉も美冶をいびらず、それどころか非常に大切にします。
タイトルの時点で「いびってこない」と答えを明かしているのに、「では、この怖そうな家族はどんな方法で美冶をかわいがるのだろう?」という別の興味が生まれるのです。
ここに私は、おつじさんの作品設計の面白さを感じます。
一般的には、物語の結末や意外性をタイトルで明かしすぎると興味が薄れることがあります。
ところが『いびってこない義母と義姉』では、「いびられない」という事実そのものが結末ではありません。
本当に見たくなるのは、いびってきそうな人たちが、どうやって愛情を表現するのか。
タイトルがネタバレではなく、次の疑問を生み出す入口になっているのです。
漫画原作だからこそ映える「見た目と中身の反転」とは?
ここからは、原作の出自を踏まえた私自身の考察です。
『いびってこない義母と義姉』が漫画として始まったことは、作品の魅力とかなり深く結びついていると考えています。
本作では、登場人物の第一印象が重要です。
鴻蔵てるや義姉たちは迫力があり、美冶から見れば「怒られるのでは」「嫌われるのでは」と身構えてしまうような雰囲気を持っています。
しかし、その見た目の強さと実際の行動が噛み合いません。
怖い顔で美冶を心配し、強い口調に聞こえるのに内容は優しく、追い出されると思った美冶がむしろ歓迎される。
この面白さは、セリフだけではなく表情・構図・間・次のコマでの反転によって強くなります。
文章で長く事情を説明しなくても、登場人物の顔と美冶の反応を見れば「また勘違いしている」「でも本当は愛されている」と瞬時に理解できるのです。
私は、ここにSNSで広がりやすかった理由もあると考えています。
SNSでは作品全体を長時間かけて理解してもらう前に、まず一場面で「面白そう」と感じてもらう必要があります。
『いびってこない義母と義姉』は、その一場面だけでも作品の構造が伝わりやすい。
怖そうなのに優しい。いびられると思ったのに大切にされる。
この反転が非常に明快です。
ただし、本作が長く読まれている理由は、ギャップコメディだけではないでしょう。
私が特に惹かれるのは、美冶が「愛されること」に少しずつ慣れていく物語としても読める点です。
美冶にとって問題なのは、義母と義姉が本当に怖いことではありません。
むしろ彼女自身が「これほど大切にしてもらえるはずがない」と考えてしまうことにあります。
人から親切にされたとき、その優しさを疑ってしまう。
失敗したら怒られるのではないか、自分はここにいていいのだろうかと考えてしまう。
だからこそ、鴻蔵家の人々が美冶を大切にする場面には、笑いだけでなく温かさが残ります。
単純な「怖い人だと思ったら実はいい人だった」という一度きりのオチではありません。
同じ家で暮らし、少しずつ関係を積み重ねることで、美冶の中にあった警戒心がほどけていく。
そこに家族ものとしての物語があります。
これはタイトルだけを見たときには分かりにくい、本作の長く楽しめる部分ではないでしょうか。
さらに原作の舞台が広がるにつれて、美冶は鴻蔵家の中だけでなく、学校や新しい人物たちとも関係を築いていきます。
つまり「義母と義姉がいびってこない」という強烈な入口から始まりながら、物語そのものは美冶が安心できる居場所と人間関係を増やしていく過程へ広がっていくのです。
私は、この構造が本作の強さだと思います。
SNSで一瞬にして伝わるギャップを入口にしながら、長期連載では人間関係の積み重ねを描ける。
短く触れても面白く、長く読めばさらに温かい。
漫画として生まれた作品だからこそ、その二つが自然につながったのではないでしょうか。
まとめ|『いびってこない義母と義姉』はなろうではなくおつじの漫画原作
『いびってこない義母と義姉』は、確認できる公式情報では「小説家になろう」原作ではありません。
原作は漫画家・おつじさんによる漫画で、一迅社のcomic POOLにて2020年11月20日から連載されています。
第1話はSNSで28万いいね超の反響を集め、2021年5月25日に単行本第1巻が発売されました。
2026年8月13日時点では第9巻まで発売済みで、第10巻は2026年8月25日発売予定です。
テレビアニメ化は2025年7月22日に発表され、2026年7月8日に放送開始。8月12日には第6話「稲荷家のご息女」の放送回を迎えています。
原作の流れを一言で整理するなら、
おつじさんの漫画→SNSで大反響→comic POOL連載・単行本化→テレビアニメ化
です。
「Webで人気になった作品=なろう系」と考えると混乱しますが、Web小説ではなく漫画から始まった作品だと分かれば、その出自はとてもシンプルです。
そして漫画原作だと知ったうえで読み返すと、強烈な表情と優しい行動のギャップ、コマをめくった瞬間の反転、美冶が少しずつ愛情を受け入れていく姿など、本作ならではの魅力がより鮮明に見えてきます。
よくある質問
『いびってこない義母と義姉』は小説家になろう原作ですか?
いいえ。確認できる公式情報では小説家になろう原作ではありません。
おつじさんによる漫画作品で、一迅社のcomic POOLにて2020年11月20日から連載されています。
『いびってこない義母と義姉』の原作者は誰ですか?
作者はおつじさんです。
テレビアニメ公式サイトでも「原作:おつじ(comic POOL/一迅社刊)」と案内されており、小説原作者と漫画家が別々にいる作品ではありません。
『いびってこない義母と義姉』は何巻まで発売されていますか?
2026年8月13日時点では第9巻まで発売済みです。
第10巻は2026年8月25日発売予定と案内されています。刊行状況は今後変わるため、購入時には一迅社などの最新情報を確認してください。
原作やアニメの背景まで含めて、作品の余韻をもっと深く味わいたい方へ。
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みらくる(アニメ・ドラマ考察ブロガー|感情言語化スペシャリスト)



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