『さよならララ』に原作漫画はありません。キネマシトラスが原作・アニメーション制作を担う完全オリジナルTVアニメです。オリジナルTVアニメーション『さよならララ』公式サイト+1
ただし物語には童話『人魚姫』が大きなモチーフとして使われており、約200年後の滋賀県・琵琶湖で「人魚姫のその後」を描くという独自の設定になっています。KADOKAWA IPライセンスビジネスサイト
『さよならララ』に原作漫画はある?原作はキネマシトラス
結論からいうと、『さよならララ』は漫画やライトノベル、小説をアニメ化した作品ではありません。
公式サイトのスタッフ情報には「原作:キネマシトラス」、さらに「原作・アニメーション制作:キネマシトラス」と明記されています。KADOKAWAの作品情報でも同じ表記が確認できます。オリジナルTVアニメーション『さよならララ』公式サイト+1
そのため、一般的な漫画原作アニメのように、
- アニメの続きが原作コミックスで読める
- 原作が何巻まで発売されているか調べられる
- 原作漫画を読めば最終回を先に知ることができる
というタイプの作品ではありません。
ここは「原作:キネマシトラス」という表記を見て戸惑いやすい部分です。
キネマシトラスとは漫画作品のタイトルではなく、『メイドインアビス』や『わたしの幸せな結婚』などのアニメーション制作にも携わってきた制作会社です。
『さよならララ』では、そのキネマシトラス自身が物語の企画段階から原作を担っています。
さらに本作はキネマシトラス15周年記念作品として位置づけられたオリジナルTVアニメーションです。2024年5月には、同社の完全オリジナル作品として『Ninja Skooler』とともに制作が発表されました。Kinema Citrus+1
2026年7月5日からTOKYO MXで毎週日曜24時30分、BS朝日で同日25時30分、読売テレビでは7月6日から毎週月曜25時59分ほかで放送されています。Febri | アニメカルチャーメディア
監督は小出卓史さん、シリーズ構成は川原杏奈さん、キャラクターデザインは谷紫織さん。
主人公ララ役は菱川花菜さん、大津茉里役は川石奈奈さん、グレイス役は深見梨加さん、ルカ役は村瀬歩さんが担当しています。オリジナルTVアニメーション『さよならララ』公式サイト
小出監督にとって『さよならララ』はTVアニメ初監督作品でもあります。
私は、この「原作漫画がない」という事実は単なる書誌情報ではなく、作品を見るうえでかなり重要なポイントだと感じています。
漫画のコマや既存小説の文章を映像に置き換えているのではなく、脚本、芝居、色、背景、音楽、カメラ、時間の流れまで含めて、最初からアニメとして世界が設計されているからです。
つまり『さよならララ』の原作を探して一冊の本へたどり着こうとするより、「アニメそのものが物語の最初の形」と考えるほうが理解しやすい作品なのです。
『さよならララ』は『人魚姫』が原作なの?違いを整理
『さよならララ』について調べると、次に気になるのが「では『人魚姫』が原作なのか?」という点ではないでしょうか。
ここは、原作とモチーフを分けて考える必要があります。
『さよならララ』の公式上の原作はキネマシトラスです。
一方、物語の発想のルーツとして使われているのが、世界的に知られる童話『人魚姫』です。小出監督自身も、グローバルに共有されている「人魚姫」のイメージと、非常にローカルな滋賀を組み合わせる発想について語っています。Febri | アニメカルチャーメディア
公式イントロダクションでは、ララは海の王を父に持つ人魚のプリンセスとして登場します。
ある日、地上で暮らす人間の王子に恋をしますが、人魚の世界では人間との恋は禁じられていました。
それでもララは魔女グレイスから薬を受け取り、人間の姿となります。
ただし、その薬には条件があります。
ララが「本当の愛」を見つけられなければ、泡となって消えてしまうのです。
そして恋は叶わず、ララは海の泡となって消えてしまいます。
ここまでは、私たちが「人魚姫」という言葉から想像する悲恋のイメージにかなり近いでしょう。
ところが、『さよならララ』が独自の物語として走り始めるのはその先です。
公式イントロダクションでは、ララが消えてから「それから200年」と明示され、長い時を経て人魚姫ララが滋賀県の琵琶湖に蘇ることが示されています。オリジナルTVアニメーション『さよならララ』公式サイト+1
目的は、もう一度「本当の愛」を見つけること。
つまり『さよならララ』は『人魚姫』をそのままアニメ化した作品ではありません。
「悲劇で物語を終えた人魚姫に、もし約200年後の人生が与えられたら?」という地点から再出発する物語なのです。
この設定が、私は非常に面白いと思います。
昔話では「泡になって消える」ことが結末でした。
ところが『さよならララ』では、その結末さえプロローグへ変えてしまう。
物語が一度「終わった」からこそ、その後に何を選ぶのかが問われます。
そう考えると、本作は単なる童話の現代アレンジではなく、誰もが知っている結末を書き換えるのではなく、その結末の先へ主人公を連れていく作品なのだと感じます。
なぜ『さよならララ』の舞台は滋賀県・琵琶湖なの?
世界的な童話の人魚姫と滋賀県・琵琶湖。
一見すると、かなり意外な組み合わせです。
しかも「人魚」と聞けば、多くの人がまず海を想像するはずです。
それでも『さよならララ』では、約200年後のララが蘇る場所として滋賀県の琵琶湖が選ばれました。オリジナルTVアニメーション『さよならララ』公式サイト
背景には、小出卓史監督自身と滋賀との深い関係があります。
小出監督は滋賀県出身です。
インタビューでは、単純に地方創生を目的として滋賀を選んだのではなく、「自分の人生に関係ある作品」を作りたいという思いがあり、自分が最もよく知っている地方として滋賀が自然に舞台になったと説明しています。Febri | アニメカルチャーメディア
そして『人魚姫』を選んだ理由についても、非常に興味深い説明があります。
人魚姫は世界中でイメージを共有しやすい「広い」モチーフです。
一方、滋賀は小出監督にとって個人的でローカルな場所。
世界中の人がなんとなく知っているものと、自分しか深く知らないような土地をぶつける。
その発想から、『人魚姫×滋賀』という組み合わせが生まれています。Febri | アニメカルチャーメディア
ここに、原作付き作品ではない『さよならララ』らしさがよく表れているように思います。
物語の中心人物となる大津茉里は、滋賀県大津市で暮らす女子高校生ボクサーです。
幼い頃に母を亡くし、祖母・父・兄と生活しています。行くあてのないララと出会い、彼女を自宅に住まわせることになります。オリジナルTVアニメーション『さよならララ』公式サイト
つまり物語の軸は、
約200年前の価値観を持つ人魚姫ララ
と、
現代の滋賀を生きる女子高校生ボクサー・茉里
という、まったく異なる二人の出会いです。
私はここで「滋賀でなければ成立しなかった感触」が生まれていると思います。
大都市の華やかなランドマークを次々と見せる作品ではなく、スーパーや道路、自動販売機、古びた建物といった生活の手触りが画面に残されているからです。
実際、小出監督はロケハンへ何度も足を運び、自身の帰省時にも写真を撮影していたと語っています。
スーパーの平和堂やチェリオの自販機なども作中に登場し、誰かから登場を依頼されたのではなく、監督自身が「出したい」と選んだものだったと説明しています。Febri | アニメカルチャーメディア
さらに第2話で描かれた、雨宿りをしながらココアを飲む場面には、小出監督がロケハン中に実際に体験した出来事が反映されています。Febri | アニメカルチャーメディア
ここは、私が『さよならララ』の舞台設定で特に好きなところです。
滋賀が「観光地として美しく撮られる場所」だけではなく、誰かが本当に暮らしている土地として描かれている。
約200年の時を越えてやってきたララにとっては、そんな日常さえ初めて見る世界です。
私たちには何でもない道路や店も、ララの目を通すと新鮮な風景へ変わります。
ファンタジーの人物を現実へ連れてくることで、逆に現実のほうが少し不思議に見えてくる。
この感覚こそ、『さよならララ』が滋賀を舞台にした意味の一つではないでしょうか。

『さよならララ』はどう生まれた?2021年夏から続いたオリジナル企画
『さよならララ』が本当に「原作漫画なしで一から作られた作品」であることは、制作経緯を見るとさらによく分かります。
小出卓史監督によると、企画の出発点は2021年夏ごろでした。
小出監督はキネマシトラスへ入社した頃から監督を務めることを目標にしており、以前の作品で副監督を担当した後、当時の社長だった小笠原宗紀さんから監督企画の話を持ちかけられます。
この時点では、まだ原作ものにするのか、オリジナル作品にするのかすら決まっていませんでした。
そこで小出監督が「オリジナルをやりたい」と希望したことが、その後の企画へつながります。Febri | アニメカルチャーメディア
ただし、「オリジナルを作る」と決めた瞬間に『さよならララ』が完成したわけではありません。
そこから約1年半、2〜3週間に1回ほどのペースでさまざまな企画を出し合い、検討を重ねた末に現在の『さよならララ』へたどり着いたと小出監督は振り返っています。Febri | アニメカルチャーメディア
これは原作付きアニメとの大きな違いです。
原作付き作品なら、少なくとも物語の登場人物や大きな出来事、作品世界のルールという「出発点」がすでに存在します。
しかし完全オリジナル作品では、
- 主人公は誰なのか
- どこを舞台にするのか
- 何をテーマにするのか
- 人魚姫をどこまで引用し、どこから変えるのか
- ララと茉里をどんな関係にするのか
- 12話を通して何を描くのか
という根本部分から答えを作らなくてはなりません。
その難しさを象徴する数字が、160回以上という脚本会議の回数です。
2026年5月に行われた関連イベントのレポートでは、スタッフが繰り返し議論を重ね、脚本会議が160回以上に及んだことが紹介されています。アニメグッズ・推し活情報の総合サイト|eeo(イーオ)
単純に「会議の回数が多ければ作品が優れている」という話ではありません。
ただ、この数字からは、一冊の原作を映像へ移すのではなく、「何を物語として成立させるのか」からスタッフが探っていたことが伝わってきます。
キネマシトラスからは2026年7月、制作過程をたどるメイキング映像シリーズ『さよならララができるまで ―Behind the Scenes―』も公開されています。
そこでは企画書や絵コンテ、脚本会議の様子など、作品が形になるまでの資料も紹介されました。YouTube+1
「原作漫画はありません」という一文だけでは分からない重みが、ここにはあります。
原作がないということは、自由である一方で、何も決まっていないということでもあります。
だからこそ『さよならララ』では、原作を再現する作業ではなく、スタッフ同士が同じ物語を見つけ出していく作業そのものが制作の中心にあったのだと感じます。
原作漫画がない『さよならララ』は映像も昔のアニメ風?
『さよならララ』のオリジナル性は、ストーリーだけではありません。
一目見て気づきやすいのが、太い線と濃い色を印象的に使った画面です。
小出監督は近年のアニメに多い細い線や淡い色のルックとは違う方向を選び、「線を太く、色を濃くし、昔のアニメのような線の力を取り戻す」ことを谷紫織さんへ伝えたと説明しています。Febri | アニメカルチャーメディア
重要なのは、昔のアニメを単純に懐かしむためだけの表現ではないことです。
小出監督は、ストーリーと絵には相関関係があると考え、12話を通じた人間ドラマをしっかり見てもらうために、この強いルックが合うと判断したと語っています。Febri | アニメカルチャーメディア
この考え方は、『さよならララ』という作品そのものと不思議なほど噛み合っています。
物語では、昔から語り継がれてきた『人魚姫』と現代の滋賀を接続する。
映像では、昔のアニメを思わせる力強い線と現代のアニメ制作を接続する。
ララ自身も、約200年前の世界から現代へやってくる人物です。
こうして眺めると、本作には一貫して「遠く離れているもの同士を出会わせる」構造があるように見えます。
グローバルな童話とローカルな滋賀。
人魚姫と女子高生ボクサー。
過去と現在。
ファンタジーとスーパーのある日常。
私は、この「異なるものを混ぜても、どちらか一方に染め切らない」感覚が『さよならララ』の個性だと考えています。
音楽面でも、作品専用の世界づくりが行われています。
劇伴はyuma yamaguchiさん。
オープニングテーマは、いきものがかりの「さよならララ」で、吉岡聖恵さんが歌唱し、水野良樹さんが作詞・作曲、亀田誠治さんが編曲を担当しています。
エンディングテーマはHana Hopeさんの「Hearts Glow」で、作詞はHana Hopeさんと小西裕子さん、作曲はHana HopeさんとKEI_HAYASHIさん、編曲はDavid Baronさんです。オリジナルTVアニメーション『さよならララ』公式サイト
漫画のコマを映像化しているのではないからこそ、画面も音も芝居も「原作を補うもの」ではありません。
それぞれが最初から『さよならララ』という物語を成立させる一部なのです。
『さよならララ』の「本当の愛」とは?原作がないから注目したい設定
『さよならララ』を「人魚姫のその後」として見ると、最も気になる言葉が「本当の愛」です。
ララは人間の王子との恋に失敗し、一度は泡となって消えました。
それから約200年後、人間の姿で琵琶湖へ蘇り、再び本当の愛を探します。オリジナルTVアニメーション『さよならララ』公式サイト
さらに公式キャラクター紹介では、滋賀で出会う少年ルカについて、200年前にララが恋をした王子によく似た容姿であることが示されています。オリジナルTVアニメーション『さよならララ』公式サイト
この設定だけを見れば、「もう一度王子に似た少年と恋をする話なのだろうか」と考えたくなります。
しかし、私はそこだけを見ると『さよならララ』の面白さをかなり狭くしてしまう気がします。
なぜなら、現代のララが最初に得ていく重要な関係は、恋愛だけではないからです。
茉里は行く場所のないララを自宅へ迎え入れます。
父の誠、兄の祥弥、祖母の江万といった大津家の人々の生活の中にもララは入っていきます。公式設定では誠は子どもたちとララを見守る父親、江万は教会の牧師を務める祖母として紹介されています。オリジナルTVアニメーション『さよならララ』公式サイト
200年前のララにとって「愛」は、王子との恋と強く結びついていました。
けれど現代では、友情、家族のようなつながり、誰かに居場所を与えてもらうことなど、恋愛以外の関係を知ることになります。
ここからは私見ですが、『さよならララ』が問い直しているのは「誰が運命の相手なのか」だけではなく、そもそも本当の愛を恋愛だけで定義してよいのか、という問題ではないでしょうか。
この読み方をすると、茉里が「女子高生ボクサー」というタフな人物として配置された意味も見えてきます。
小出監督は、ララのナイーブな葛藤だけを描いて単純な成長物語にするのではなく、「現実がつらくてもタフに生きる」作品にしたかったと語っています。
そのため、ララの隣には同じように悩み続ける人物ではなく、スポーツに打ち込むタフな茉里が必要だったと説明しています。Febri | アニメカルチャーメディア
この二人は、単純に一方がもう一方を救う関係ではないのでしょう。
200年前からやってきたララが現代を知る一方で、現代に生きる茉里もララという異物によって自分の日常を揺さぶられる。
その相互作用にこそ、この作品の核心があるように感じます。
なお、2026年8月13日時点では本作は放送途中です。
したがって、ララが最終的に何を「本当の愛」と呼ぶのか、タイトルの「さよなら」が誰との、あるいは何との別れを指すのかを、現段階で確定事項として語ることはできません。
ここは原作漫画が存在しないオリジナルアニメだからこそ、特に慎重に見たい部分です。
先の展開を断定するのではなく、今アニメで描かれている情報と、そこから考えられる解釈を分けて楽しむことが、この作品には合っていると思います。
『さよならララ』原作情報から考える今後の見どころ
ここからは筆者としての考察です。
『さよならララ』最大の魅力の一つは、視聴者の誰も完成済みの原作漫画から結末を確認できないことだと私は考えています。
これは不便さでもあります。
「あの人物はどうなるのか」「最後は誰と結ばれるのか」を今すぐ知りたくても、原作の最終巻を開いて確認することはできません。
しかし同時に、それはオリジナルアニメならではの贅沢でもあります。
同じ放送を見た人たちが、ほぼ同じ地点から先を想像できるからです。
そして私が特に注目しているのは、200年前と現代で「愛」の意味がどう変わるのかです。
200年前のララは、王子との恋を求めて自分の世界を飛び出しました。
その恋は叶わず、物語としてはいったん終わります。
けれど約200年後、ララは恋愛だけではない人間関係の中へ入っていきます。
茉里と出会い、大津家で暮らし、現代の滋賀という具体的な生活を知っていく。
その構造を見ると、『さよならララ』は「昔の恋をもう一度成功させる物語」よりも、一度失敗した人生を、同じ価値観のまま繰り返さずに生き直す物語として見るほうが面白いのではないかと思います。
ここでタイトルの「さよならララ」も気になってきます。
誰かがララへ告げる「さよなら」なのか。
ララが200年前の王子へ別れを告げるのか。
あるいは「王子から愛されることで完成する人魚姫」という古い物語の型そのものに別れを告げるのか。
現時点では、どれも考察にすぎません。
ただし、古典的な人魚姫の結末を物語のスタート地点へ移動させている以上、単純に同じ結末をもう一度繰り返すだけではなく、「その後をどう生きるか」に作品の焦点があると考えるのは自然でしょう。
さらに映像面でも、小出監督は「いかにもアニメで言いそうな説明ゼリフ」をあえて減らし、視聴者自身が現実とつながりを感じられる生っぽさを目指したと語っています。Febri | アニメカルチャーメディア
これは考察する側にとっても重要です。
説明されていないからといって、すぐ「伏線」や「謎」と決めつけるのではなく、人物が言葉にしない感情や、何気ない時間そのものを見る必要があります。
第2話の雨宿りとココアのように、一見すると物語を大きく進めない時間にも、作品が描きたい生活感が込められています。Febri | アニメカルチャーメディア
私は『さよならララ』を見ていると、「物語は答えだけでできているわけではない」と改めて感じます。
ララが誰を好きになるのかだけではなく、スーパーへ行くこと、雨を避けること、家で誰かと過ごすこと。
約200年前には持てなかったそんな時間そのものが、彼女の二度目の人生なのかもしれません。
原作漫画がないからこそ、結末を急いで探すよりも、ララが少しずつ現代に存在するようになっていく過程を味わいたい作品です。
まとめ|『さよならララ』は漫画原作なしの完全オリジナルアニメ
『さよならララ』には、アニメ化の元となった原作漫画やライトノベルはありません。
公式情報では「原作:キネマシトラス」「原作・アニメーション制作:キネマシトラス」と明記されており、キネマシトラス15周年記念の完全オリジナルTVアニメとして制作されています。オリジナルTVアニメーション『さよならララ』公式サイト+1
物語のモチーフは童話『人魚姫』。
人間の王子との恋が叶わず泡となった人魚姫ララが、それから約200年後、滋賀県・琵琶湖に人間として蘇り、もう一度「本当の愛」を探すところから物語が始まります。KADOKAWA IPライセンスビジネスサイト
企画の出発点は2021年夏ごろ。
小出卓史監督がオリジナル作品を希望し、約1年半にわたってさまざまな案を検討した末に、『人魚姫×滋賀』という現在の形へたどり着きました。Febri | アニメカルチャーメディア
制作では160回以上に及ぶ脚本会議も重ねられました。アニメグッズ・推し活情報の総合サイト|eeo(イーオ)
そして舞台となった滋賀は、単なる観光用の背景ではありません。
滋賀出身の小出監督自身の記憶やロケハンで得た体験が取り込まれ、平和堂、自販機、道路、雨宿りといった「本当にそこで暮らしている人の日常」が、約200年後に蘇った人魚姫の新しい人生と結びついています。Febri | アニメカルチャーメディア
だから私は、『さよならララ』の原作を知りたい方に一番伝えたいのは、「原作漫画がない」という情報だけではありません。
この作品では、アニメそのものが最初の物語なのです。
誰も完成済みの原作から結末を知ることができない今、ララが「本当の愛」をどう見つけるのかを同じ時間で追える。
それこそが、完全オリジナルアニメ『さよならララ』をリアルタイムで見る大きな楽しさだと感じています。
よくある質問
『さよならララ』の原作漫画は何巻まで発売されていますか?
『さよならララ』は漫画原作の作品ではありません。
公式では「原作:キネマシトラス」「原作・アニメーション制作:キネマシトラス」とされているオリジナルTVアニメです。オリジナルTVアニメーション『さよならララ』公式サイト
そのため、アニメの続きを収録した原作コミックスを何巻から読めばよい、という作品ではありません。
『さよならララ』はアンデルセンの『人魚姫』をそのままアニメ化した作品ですか?
そのまま映像化した作品ではありません。
人魚姫の物語をモチーフにしながら、恋が叶わず泡となったララが約200年後に滋賀県・琵琶湖へ蘇り、再び「本当の愛」を探すという独自の物語になっています。KADOKAWA IPライセンスビジネスサイト
そのため、「人魚姫を下敷きにした完全オリジナル作品」と考えるのが分かりやすいでしょう。
『さよならララ』の舞台が滋賀県なのはなぜですか?
監督の小出卓史さんが滋賀県出身で、自分の人生に関係するローカルな場所を舞台にしたいという思いがあったためです。
小出監督は、世界的に共有されている「人魚姫」と、自身にとって身近な「滋賀」という広さの異なる二つの要素を組み合わせる面白さについて語っています。Febri | アニメカルチャーメディア
『さよならララ』の登場人物や各話の考察も、物語の余韻を大切にしながら追っていきます。
👉 みらくるのアニメ・ドラマ考察を読む
執筆:みらくる|アニメ・ドラマ考察ブロガー



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