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『令和のダラさん』TVアニメ版では、2023年のボイスコミック版から主要3役が全員変更されています。
ダラさん役はファイルーズあいさんから田村睦心さんへ、日向役は豊崎愛生さんから津田美波さんへ、薫役は寿美菜子さんから寺澤百花さんへ交代しました。
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本記事は2026年7月25日時点のTVアニメ公式サイト、公式イベントレポート、各話の公式あらすじ、KADOKAWAanimeのボイスコミック公開情報を照合して作成しています。
声優変更の公式な理由と、公式に説明されていない筆者の考察は、混同しないよう分けてお伝えします。
『令和のダラさん』アニメ声優はボイスコミック版から変更された?
TVアニメ版では、ダラさん、三十木谷日向、三十木谷薫の主要3役が全員変更されています。
TVアニメの主要キャストは2026年3月4日に発表され、同年7月2日からTOKYO MXほかで放送が始まりました。
新旧キャストを比較すると、次のとおりです。
キャラクター 2023年ボイスコミック版 2026年TVアニメ版
ダラさん/屋跨斑 ファイルーズあい 田村睦心
三十木谷日向 豊崎愛生 津田美波
三十木谷薫 寿美菜子 寺澤百花
ここで注意したいのが、検索で使われることの多い「CM版」という呼び方です。
2023年2月24日、原作者のともつか治臣さんは、15秒CMとボイスコミックが公開されたことを告知しました。旧キャスト3人の配役を明確に確認できる映像は、KADOKAWAanimeで公開されたボイスコミックです。
そのため、声優を比較する場合は、厳密には「CM版」ではなく「2023年ボイスコミック版」と呼ぶのが正確です。
豊崎愛生さんも当時の公式ブログで、ダラさん役がファイルーズあいさん、薫役が寿美菜子さん、自身が日向役であることを紹介しています。
なお、主要3役が変更されたからといって、旧キャストの演技やボイスコミックの評価に問題があったとは限りません。
ボイスコミックとTVシリーズでは、収録時間、映像に合わせる芝居、方言、キャラクター同士の掛け合い、長期的な感情表現など、求められる条件が大きく異なります。
主要3役の新旧声優はどう違う?
主要3役については、出演作を並べるだけでなく、TVアニメ第1怪から第4怪までに描かれた具体的な場面をもとに見ていきます。
結論からいうと、TVアニメ版では3人が会話したときのテンポと役割分担が、より強く意識されているように感じられます。
ダラさん役はファイルーズあいから田村睦心へ変更
TVアニメ版でダラさん/屋跨斑を演じるのは、田村睦心さんです。
ダラさんは、半人半蛇の身体と6本の腕を持つ祟り神です。恐ろしい外見とは対照的に、温厚で理性的な性格をしており、現代文明にも適応しています。
第1怪「忌み地の屋跨斑」では、豪雨の夜に禁足地へ入った日向と薫がダラさんに遭遇します。
普通なら逃げ出すはずの場面ですが、二人は恐れるどころか、すぐにダラさんへ懐いてしまいました。
この導入で重要なのは、ダラさんが恐ろしい声で二人を圧倒すること以上に、恐れてくれない子どもたちを前に戸惑うことです。
田村睦心さんの落ち着いた声は、土地神としての重さを残しながら、日向と薫に調子を崩される瞬間を自然に見せています。
第2怪では、「水鏡」を使って薫の学校を見守り、担任の筆木に呼び出された薫が危険な目に遭わないか警戒します。ここでは、祟り神というより、心配性の保護者に近い一面が表れました。
第3怪では薫から巫女服を贈られ、その出来栄えに困惑します。
第4怪では、過去を絵で説明してほしいと頼まれ、苦手なイラストの勉強に悪戦苦闘しました。
こうした場面を重ねると、TVアニメ版のダラさんに必要なのは「怪異らしい怖さ」だけではないと分かります。
困惑、心配、諦め、照れ、寂しさといった小さな感情を、日常会話の中で少しずつ変化させる必要があるのです。
2023年のボイスコミック版では、ファイルーズあいさんがダラさんを担当しました。
短い映像の中で、巨大な身体を持つ怪異の存在感と、ツッコミ気質を一度に印象づける配役です。ボイスコミックを原作への入口として見た人にとっては、今もファイルーズあいさんの声がダラさんのイメージとして残っているかもしれません。
一方、田村睦心さん版では、回を重ねるほど「恐ろしい祟り神」よりも「三十木谷きょうだいを放っておけない大人」に聞こえてきます。
これは優劣ではなく、短いボイスコミックと連続TVアニメで、強調される魅力が異なるということなのでしょう。
三十木谷日向役は豊崎愛生から津田美波へ変更
TVアニメ版で三十木谷日向を演じるのは、津田美波さんです。
日向は、屋跨斑を祀る山の山守を務めてきた三十木谷家の長女です。自転車で通学する中学2年生で、スポーティに見える一方、できることなら常にぐうたらしていたい性格でもあります。
日向の特徴は、怪異を倒す勇気ではありません。
そもそもダラさんを、一方的に恐れるべき化物として見ていないのです。
第1怪で禁足地の祟り神と出会っても、日向は特別な覚悟を決めて立ち向かうわけではありません。
普段の人間関係とほとんど変わらない距離感でダラさんへ近づくからこそ、ダラさんのほうが調子を狂わされます。
津田美波さんの演技で印象的なのは、日向の行動力を大げさな主人公らしさに変えず、日常の延長として聞かせている点です。
公式イベントレポートでは、津田美波さんと寺澤百花さんが、収録で特に難しかったものとして関西弁を挙げています。
津田美波さんは、台本を読みながらイントネーションを考える難しさを語りました。寺澤百花さんも、方言を意識するあまり、掛け合いに集中しにくくなることがあったと明かしています。
関西弁は、語尾だけを変えれば成立するものではありません。
日向がダラさんへ遠慮なく踏み込み、ダラさんが受け止め、薫がさらに話を広げていく。その会話の速度そのものが、本作の笑いを作っています。
2023年のボイスコミック版では、豊崎愛生さんが日向を演じました。
豊崎愛生さん自身は、公式ブログで日向を「ボーイッシュでちょっとやんちゃ」な人物として紹介しています。
豊崎愛生さん版の日向は、声の柔らかさによって、怪異と人間の間に最初から壁を作らない人物像が伝わってきます。
津田美波さん版では、そこにTVシリーズの会話を引っ張る軽快さが加わりました。
同じ日向でも、旧版は「相手を怖がらない親しみやすさ」、TV版は「ダラさんを会話の渦へ巻き込む勢い」が、より前に出ているように感じます。
三十木谷薫役は寿美菜子から寺澤百花へ変更
TVアニメ版で三十木谷薫を演じるのは、寺澤百花さんです。
薫は三十木谷家の長男で、地元の小学校へ通う小学5年生です。
一見すると物静かに見えますが、実際には活発で、姉の日向とともにダラさんの想像を超える行動を取ります。絵を描くことも得意です。
薫の演技で重要なのは、最初から騒がしくすることではありません。
おとなしく見える子どもが、相手との距離が縮まるにつれて遠慮を失い、気づけば騒動の中心にいる。その変化を自然に見せる必要があります。
先行上映イベントで寺澤百花さんは、第1怪と第2怪の薫について、まだ比較的おとなしい段階だと説明しました。
AnimeJapan 2026の公式レポートでは、薫の活発さは通常の範囲に収まらず、本作の「狂気」を担う存在だという趣旨のコメントも紹介されています。
その言葉を裏づけるのが、第3怪と第4怪です。
第3怪ではダラさんへ巫女服をプレゼントし、第4怪ではダラさんに過去を絵で説明してほしいと頼みます。本人に悪気はなくても、そのお願いがダラさんを次々と困らせていくのです。
寺澤百花さんの薫は、子どもらしい明るさと、相手の都合を軽やかに飛び越えていく勢いを同時に感じさせます。
薫の行動が意地悪に見えないのは、声に計算高さよりも純粋な好奇心があるからでしょう。
2023年のボイスコミック版では、寿美菜子さんが薫を担当しました。
ボイスコミックのような短い映像では、薫の外見の上品さと、実際の行動力を短時間で両立させなければなりません。
TVアニメ版では寺澤百花さんの若々しい声によって、小学5年生らしい勢いがより前面に出ています。

『令和のダラさん』アニメ声優キャスト一覧
2026年7月25日時点で、公式発表されている主な声優キャストは次の9人です。
追加キャストは2026年6月7日に公開された本予告第2弾とともに発表されました。
キャラクター 声優
ダラさん/屋跨斑 田村睦心
三十木谷日向 津田美波
三十木谷薫 寺澤百花
初瀬川周 古賀葵
筆木直道 杉田智和
五十子美和 相沢舞
姉巫女 早見沙織
おろち 大塚芳忠
ナレーション てらそままさき
初瀬川周役は古賀葵
初瀬川周は、日向のクラスへ転校してくる中学2年生です。
12歳の夏に突然倒れ、身体が急激に成長したあと、最近になって目を覚ましたという謎を抱えています。第4怪「復活の谷跨斑」で転校生として登場し、日向へ関心を示しました。
古賀葵さんは公式コメントで、本作の過去と現在が交互に描かれ、人物同士のつながりが少しずつ明かされていく構成に引き込まれたと語っています。
日向たちの日常へ、過去の因縁を運び込む声として注目したい配役です。
筆木直道役は杉田智和
筆木直道は、薫のクラスの担任です。
第2怪では薫を生徒指導室へ呼び出したことで、水鏡を通じて学校を見ていたダラさんから警戒されました。
公式イベントレポートでは、杉田智和さんの独特な話し方がキャストの間でも話題になっています。
単なる常識的な教師ではなく、登場した瞬間から本作の少しずれた日常へなじむ人物として演じられています。
五十子美和役は相沢舞
五十子美和は、三十木谷家の近所に住むフリーのデザイナーです。
同人活動もしており、怪異や山の伝承だけではなく、現代の創作文化を物語へ持ち込む人物でもあります。
相沢舞さんは公式コメントで、美和を人との距離感に少し不器用な人物だと説明しています。
日向や薫とは異なる大人の不器用さが加わることで、ダラさんを取り巻く日常にも別の温度が生まれます。
姉巫女役は早見沙織
姉巫女は、祓い屋一家に生まれた双子の姉です。
妹とともに谷跨斑を討伐し、その首を落とした過去を持っています。現在のにぎやかな日常とは異なる、ダラさんの過去に関わる人物です。
早見沙織さんは公式コメントで、本作には明るい日常と仄暗い過去という、はっきり異なる二つの面があると説明しています。
姉巫女が登場する場面では、普段の軽快な会話とは別の緊張感が生まれるでしょう。
おろち役は大塚芳忠
おろちは、谷跨斑と呼ばれた化物の霊です。
討伐後、頭部は西の山、胴体は東の山の隠し洞窟へ封印されました。ダラさんが現在の姿になった経緯を考えるうえで、避けて通れない存在です。
大塚芳忠さんは、怖さだけではなく、どこか愛嬌のあるおろちも意識したいと公式コメントで語っています。
一方的な悪役ではなく、人間とは異なる感情や理屈を持つ怪異として描かれる可能性を感じさせます。
ナレーションはてらそままさき
ナレーションを担当するのは、てらそままさきさんです。
公式発表では、過去と現在をつなぎ、視聴者を物語へ案内する役割として紹介されています。
てらそままさきさんは、田村睦心さん、津田美波さん、寺澤百花さんとともに、オープニング主題歌「ダラダラ♡ダンシング」の歌唱にも参加しています。
エンディング主題歌はREIRIEの「ひなたぼっこ」です。
なぜボイスコミック版から声優が変更された?
主要3役が変更された具体的な理由は、公式には発表されていません。
そのため、出演者の評価、スケジュール、制作会社の都合などを、事実であるかのように断定することはできません。
公式に確認できるのは、2023年のボイスコミックではファイルーズあいさん、豊崎愛生さん、寿美菜子さんが出演し、2026年のTVアニメでは田村睦心さん、津田美波さん、寺澤百花さんが起用されたという点です。
ここからは、公式情報と第1怪から第4怪までの構成を踏まえた筆者の考察です。
TVアニメでは方言と掛け合いが重要になる
TVアニメ版では、日向と薫が関西弁を使います。
公式イベントレポートでも、津田美波さんと寺澤百花さんが、イントネーションを意識しながら掛け合う難しさについて具体的に話していました。
『令和のダラさん』のコメディは、面白い台詞を一人で言えば完成するものではありません。
日向が無遠慮に近づき、薫がさらに予想外の提案を重ね、ダラさんが困惑しながら受け止める。この三段階の反応が、笑いのリズムを作っています。
TVシリーズでは、そのやり取りを毎話積み重ねる必要があります。
そのため、個人の声質や知名度だけでなく、3人を同時に並べたときの音域、話す速度、方言のリズムまで含めて、改めて組み直された可能性はあるでしょう。
ただし、これはあくまで作品構造から考えた筆者の見方であり、制作側が変更理由として発表した内容ではありません。
主要3人を一組としてキャスティングした可能性
田村睦心さんのダラさんは、会話の土台を作る落ち着いた位置にいます。
津田美波さんの日向は、迷わず話を前へ進めます。
寺澤百花さんの薫は、二人が作った流れを予想外の方向へ飛ばしていきます。
声の高さや話し方が異なるため、テンポの速い場面でも、誰が会話の主導権を握っているのかが分かりやすくなっています。
個人的には、この落ち着かせる声、動かす声、暴走させる声という役割分担が、TVアニメ版の主要3人を理解する大きなポイントだと考えています。
旧キャストをそのまま続投するのではなく、TVアニメの演出方針に合わせ、3人を一つの会話ユニットとして選び直した可能性は十分に考えられます。
ボイスコミック版とTVアニメ版は競うものではない
声優変更を知り、残念に感じた原作ファンもいるでしょう。
漫画を読むとき、頭の中でファイルーズあいさん、豊崎愛生さん、寿美菜子さんの声が再生されていた人にとって、新しい声へ慣れるまで時間が必要なのは自然なことです。
しかし、ボイスコミック版とTVアニメ版は、どちらか一方を正解として選ぶものではありません。
2023年のボイスコミック版は、原作の絵と声を使い、短時間でキャラクターの魅力を伝える入口でした。
2026年のTVアニメ版は、学校での日常、山の伝承、ダラさんの過去、三十木谷家の歴史まで、長い時間をかけて支える声です。
ボイスコミックで原作へ入った人と、TVアニメで初めて作品を知った人では、最初に心へ残る声が違います。
その違いも含めて楽しめることが、複数の音声化を経験した作品ならではの魅力ではないでしょうか。
『令和のダラさん』声優陣の今後の注目ポイントは?
今後の注目は、明るい日常を演じてきた声優陣が、ダラさんと三十木谷家の過去をどのような声で表現するかです。
2026年7月24日には、第五怪「山守の系譜」のWEB予告、先行カット、あらすじが公開されました。
第五怪では、日向の誕生日会に誘われたダラさんが三十木谷家を訪れます。同時に、日向と薫の母・千夜が、過去に禁足地へ入った記憶を振り返ることも明かされています。
ここまでのダラさんは、日向と薫に振り回される常識人としての印象が強く描かれてきました。
しかし物語が山守の系譜や谷跨斑の因縁へ踏み込めば、田村睦心さんの演技にも、困惑や優しさだけではない重さが加わると考えられます。
初瀬川周役の古賀葵さん、姉巫女役の早見沙織さん、おろち役の大塚芳忠さんは、いずれも作品の過去と現在を結ぶ人物を担当します。
序盤のコメディで築かれた温かな声の関係が、過去の事実によってどのように揺らぐのか。
個人的には、声優変更の評価を決めるのは第1怪の第一声だけではなく、ダラさんの過去が本格的に明かされたときの演技だと考えています。
普段はにぎやかな人物が黙り込んだとき、あるいは落ち着いた人物の声が初めて揺れたとき、キャラクターの本当の感情が見えることがあります。
『令和のダラさん』の声優陣が、笑いの奥に隠された寂しさや因縁をどう届けるのか。そこが中盤以降の大きな見どころです。
まとめ
『令和のダラさん』TVアニメ版では、2023年のボイスコミック版から主要3役が全員変更されました。
ダラさん役はファイルーズあいさんから田村睦心さんへ、日向役は豊崎愛生さんから津田美波さんへ、薫役は寿美菜子さんから寺澤百花さんへ交代しています。
TVアニメ版には、古賀葵さん、杉田智和さん、相沢舞さん、早見沙織さん、大塚芳忠さん、てらそままさきさんも出演しています。
変更理由は公式発表されていないため、特定の事情を断定することはできません。
ただし、第1怪から第4怪までを見ると、TVアニメ版では主要3人の掛け合い、関西弁のリズム、ダラさんの保護者的な優しさ、薫の次第に加速する行動力が重視されていることが分かります。
ボイスコミック版は、原作と読者をつないだ声です。
TVアニメ版は、にぎやかな日常から悲しい過去まで、長い物語を支えていく声です。
二つのキャスティングを比べることで、ダラさん、日向、薫が持つ複数の表情を、より深く味わえるのではないでしょうか。
よくある質問
『令和のダラさん』のダラさん役は誰ですか?
2026年のTVアニメ版では、田村睦心さんがダラさん/屋跨斑を演じています。
2023年にKADOKAWAanimeで公開されたボイスコミック版では、ファイルーズあいさんが担当しました。
日向と薫の声優も変更されていますか?
変更されています。
ボイスコミック版の日向は豊崎愛生さん、薫は寿美菜子さんでした。TVアニメ版では、日向を津田美波さん、薫を寺澤百花さんが演じています。
ボイスコミック版から声優が変更された理由は何ですか?
詳しい変更理由は、2026年7月25日時点で公式発表されていません。
TVシリーズの演出、関西弁を含む掛け合い、主要3人のバランスなどを踏まえて再キャスティングされた可能性は考えられますが、公式に説明されていない理由を事実として断定することはできません。
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執筆:みらくる(アニメ・ドラマ考察ブロガー|感情言語化スペシャリスト)



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